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             腑に落ちない 
             
             
              筋性疼痛に関する記事をアップした時に、「思うところがあるので、また次回」 
              などと余計なことを書いてしまったので、しょうがないので、少し書いてみようと 
              思います。 
             
             
              加茂先生は、生理学的根拠と膨大な改善例を後ろ盾として、「殆どの身体的な 
              痛みに関して、その本質は筋性痛である」と主張します。自らが整形外科医で 
              ありながら周囲の整形外科医を否定するその言動は、ご自身の経験と科学的 
              根拠に裏付けられた自信と、「何とかしたい」という医師としての使命感に基づく 
              勇気ある行動だろうと思います。これは誰にでもできることではありませんし、 
              ありがちな私利私欲を満たすことを目的とした「宣伝」とも違いそうです。 
             
             
              でも、なぜでしょう? 私には、どうもしっくりこないところがあるんです。 
              私の理解が足りないところもあるのだと思うのですが、なんというか、どうしても 
              「ストンと腑に落ちる」という感じがしないのです・・・。 
             
             
              加茂先生の理論では間接的にカイロが否定されているようなものだから、とか、 
              これまで学んできた神経痛に関する概念と合わないから、とか、そういったこと 
              ではなくて、もっと曖昧な、直感的なものなのかもしれません。あるいは、もっと 
              もっとくだらない、こだわりみたいなものなのかもしれませんけど。 
             
             
              どこらへんが腑に落ちないかということを説明しようとするとおそらくグダグダに 
              なってしまいそうなので、おもいっきり簡潔に言ってしまうと、トリガーポイントも 
              筋の痙攣も、それそのものは原因ではなくて「結果」なのでは?と、そんな風に 
              思うのですね。 
             
             
              きっと加茂先生からは、「原因でも結果でも、治ればどっちでもいいだろっ!」 
              なんてことを言われて、返す言葉がなくなるんでしょうけど・・・。 
             
             
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